9月を振り返る
稲刈りも終盤となりました。
今年は春先から穏やかな天候に恵まれ、えちご中越管内の農産物は順調な生育を続け収穫の秋を迎えました。
例年の猛暑も影を潜め、今年は時折降る雨で生産者からも「今年は期待できる」との声が多く聞かれた夏となりました。
一方で、一昨年来のコメ不足から一転したコメ余りのなか、今年の順調な生育がさらなるコメ余りを招くのは疑う余地もなく、喜べない豊作になってしまうのではないかという不安で押しつぶされそうな毎日を過ごしていました。
天候に恵まれたことからコメを含めて生育が前倒しとなったことで収穫期も早まり、8月7日から極早生品種の「葉月みのり」の稲刈りという状況となり、猛暑対策・体調管理を万全にと呼びかけましたが、スーパーエルニーニョの影響からか雨近い収穫期となってしまいました。
幸い頻発している台風の直撃は今日現在ありませんが、台風の影響を受けた秋雨前線が雨を降らせ稲刈りが出来ず生産者のイライラが募る9月となりました。
幾度となく台風の影響を受けた太平洋側、特に千葉県では河川の氾濫や先進的な土地改良が行われた印旛沼の堤防決壊などが重なり、大きな災害となっております。
一面ドロ水に覆われた圃場をテレビ越しに見て、平成16年の7.13水害の記憶が甦りました。※長岡市中之島・見附市刈谷田川・三条市五十嵐川の決壊
時折の晴れ間を見逃さず稲刈りを行い、少しずつ稲の姿は減ってきましたが、私の見るところ減っているのは晩生品種の「にじのきらめき」や「新之助」などの倒伏しない品種であり、ベッタリ倒れた「コシヒカリ」だけが残る状況かと思われます。
来年以降の品種構成を大幅に変える生産者が続出ことも想定されます。
とにかく暑くない代わりに晴れの日が続かない、何日か雨が続き一日晴れるそんな9月となってしまいましたが、10月に入り天気予報にもお日様のマークが増えてきました。
稲刈りが終わってない生産者の皆さん、倒伏した稲と軟弱化した圃場でご苦労されていることと思いますが、皆さんのコメを待っている消費者がいます。
JAも待っています!
健康に留意してもう少し頑張ってください。お願いします。
空が明るくなってきました。
令和8年 10月 1日
JAえちご中越
経営管理委員会 会長
𠮷田 文彦