昨年とは一転して
昨年、令和7年は7月18日に梅雨明けした県内ですが、今年は7月28日現在まだ梅雨明けしておりません。
昨年は早い梅雨明けで降雨も無く、雨乞いの境地で空を見上げておりましたが、一転して今年はエルニーニョの影響でしょうか、暑い日もありましたが適度な降雨もあり農産物の生育は至って順調となっております。
先週末には大雨洪水警報レベル4の雨が管内を襲いましたが、人的被害、大きな土砂災害等も無くホッとしております。
テレビやネットでは冠水した新潟駅や周辺商業地、幹線道路などがひざ下ほどに冠水した動画が出ておりました。
驚いたのは完成間近(最新)の新潟駅でもマンホールから水が噴き出していた場面でした。
それほど短時間に大量の降雨があったと言うことかと思いますが、改めて新潟市内の海抜が低いことを痛感しました。日中だったことで対応は的確だったようで被害も最小限に留まったようです。
今週いっぱいはグズついた空模様が続き、ところによっては激しい降雨も心配されております。引き続いての警戒をお願いいたします。
また、昨年から一転したのがコメの状況です。
令和6年からのコメ不足で昨年は収穫前から空前の米価高騰となっておりました。
JAも集荷業者に並ぶ仮渡金を提示しましたが、落ち込んだ前年にも及ばない集荷量となってしまいました。その後、相次いで備蓄米が市場に流通したことと、安価な輸入米が急増したことで、高騰した国産米の消費が落ち込み、不足から一転してコメ余りの状況となり、現在でも販売不振が続いております。
今月14日に例年開催しております取引先を招いての「えちご中越米懇談会」を開催いたしましたが、例年のような新米に対する期待や価格についての話題はほとんど聞くことが出来ませんでした。
昨年の7月と今年の七月、わずか一年でしかありませんが、明暗・・・天と地・・・天国と地獄・・・ほどの違いが現実となっております。
当JA管内では県内いち早い「葉月みのり」の稲刈りがあと10日もすると始まります。
今年は生育が前倒しとなっており、他の品種も葉月みのりに続いて稲刈りが始まります。
米価高騰した昨年と比べてどこまで下落するのか・・・それで農業が継続できるのか。
農業関係者の不安が募ります。
それでも生産者は稲を刈り、丁寧に仕上げ、消費者の手に届け続けます。
「美味しい」と喜ばれる一言をめざして。
また空が暗くなってきました。
令和8年 7月 28日
JAえちご中越
経営管理委員会 会長
𠮷田 文彦