JAえちご中越

会長メッセージ

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2024/06/06

会長からのメッセージ⑬

今もなお・・・

 

 今朝、出勤途中に田植え作業を見掛けました。それも3か所くらいで。

 田植え機や補助者の陣容を見るとどうやら生産法人らしく、手慣れた雰囲気で作業が行われている印象でした。ほんとうにご苦労様です。

 

 JAえちご中越では田植え後と収穫後の年2回、主要コメ卸を巡回することが恒例となっておりまして、私は昨日まで関東を中心に巡回して参りました。今日は違うメンバーが関西・中京を巡っております。

 訪問先では面談の機会を頂いたことと日頃のご愛顧に対するお礼から始まり、昨年の品質低下のお詫びと順調な販売への感謝と続き、現在の生育情報などをお繋ぎします。

 そのなかで「天候にも恵まれ、一部を除いて田植えは終了しました」と産地の状況をお伝えしましたが、今朝見掛けた田植えは正にその「一部」でありました。大規模化で作付け面積が増加し、品種構成を工夫し作期分散を図ることから6月に入ってからも田植え作業が続いている現状です。

 また今年は暖冬小雪で、山沿いでは水不足で代掻き・田植えを諦めたところもあるとのことでした。コメ卸からも水不足の心配を頂きましたが、こちらも「ごく一部で」とお答えしてきました。一概に「田植えは終了」と言えないことに今更ながらJAの広さを実感しているところです。

 

 訪問先のコメ卸のみなさんからは、口をそろえて現在のコメ不足・米価高騰の現状をとらえて、JAからの年間を通した安定供給を要請されました。

 コメ価格が高騰していると言われても産地・生産者(私も含めて)あまり実感のわかない話でありますが、卸側の説明では・・・・

 ・R5年産米の全国作況指数「101」は過大評価で実際は100を下回っているハズ

 ・R5年産米は猛暑の影響からか全体的に歩留まりが低い(特に新潟)

 ・国内は物価高騰を受け家庭食が増加 プラス インバウンドの急増

 以上のような要因の中で、スポット米相場(未契約米)が異常に高騰しており、報道がさらに煽っているのがどうやら真相のようです。

 

 産地・生産者としては6年産米への期待が高まりますが、今後の生育状況や夏場の気候によっては厳しい結果にもなりかねません。また、8月頃には6年産の作柄予想が出されますが、「大豊作」ともなれば一気に価格下落と販売不振(急いで買わなくても量はある)にも。

 消費を無視した価格の高騰は必ず急激な下落と消費量の減少を招きます。

 今は6年産米に期待をしながらも、しっかりと需要に見合った生産を行うとともに、品質向上に注力して参りましょう。

 

 今日は令和6年6月6日・・・「666」

何かいいこと無いか少し期待してしまいますが、「何もない」「普段と変わりない」ことが一番良いのかも知れませんね。(笑)

 

 

 

令和6年 6月 6日

JAえちご中越

経営管理委員会 会長

𠮷田 文彦