会長からのメッセージ⑩
秋も異常気象
11月に入り晩秋から初冬へと暦の上での季節が変わろうとしているのにも関わらず・・・・このところの温かさは今夏からの続く異常気象かと不安になります。
例年であれば、とっくにファンヒーターが登場している頃なのですが、今年は冬用のパジャマに替えただけで快適な朝を迎えています。
前回でも触れましたが、猛暑による品質(等級)低下が過去最悪の状況となったことでその対応に追われ気づいたら11月。担当に促されてこのメッセージを書いています。
稲刈り検査が進むにつれ、厳しい現実が明らかとなる中生産者団体からの要請への対応、仮渡金の変更や規格外米に対する初の仮渡金設定。等級低下も食味値は平年並みとの消費者向けアピールイベント。検査結果を持っての取引先行脚。来年作に向けての普及センターとの意見交換。JA支援策の協議etc・・・・と目の回るような毎日でありました。
管内市町村でも品質低下による影響緩和と営農継続意欲の確保に向け支援策が発表されています。これらの状況に鑑み、当JAの支援策も内部検討の最終段階を迎え、所定の機関協議が済み次第公表、早期の実施を目指して参ることとしております。
もちろん、すべてを補填するような支援策ではありませんが、今現在のえちご中越として可能な範囲内での支援が、来年作に向けての一助と受け止めて頂ければ幸いです。
話は変わって。
既に我が家では新米に切り替わり、毎朝炊きあがりの良い香りを堪能していますが、先日使いっぱなしにしていた乾燥機、籾摺り機と選別計量器を掃除し農作業場も清掃しました。
出てきた残米を見て改めて今年産米の品質低下を実感したところです。
「こりゃ~3等になるわけだ・・・いや、3等で良かった」と。(笑)
汚れついでにスタッドレスタイヤに交換しました。
「早すぎっ!」と思われるかも知れませんが、雪が降ってから慌てて交換して腰を痛めた経験がトラウマになっていて、例年11月に入ると早めに交換することにしています。
「いつ降っても心配ない」・・・安心感はありますが、やはりタイヤの減りも気になります。どっちを取るかってことですよね。
余談が続きます。
最近気になっていることがもう一つあります。
年賀欠礼のはがきが届くようになって「あぁ~今年も年賀状の準備しないと」と気になり始めているこの時期に、「脱炭素・SDGSに沿って今年度から年賀状を廃止することと致しました」との案内が増えてきました。あくまでも仕事関係の取引先が主で、個人からの通知はごく一部でありますが、この流れは一気に広がっていくものと感じています。
若者の間では以前からメールやLINE、SNSを使って年が変わると同時にメッセージが届く・・・そんな状況となっており、年賀状の概念も変わってきています。
一抹の寂しさもありますが、遠方の旧友や恩師恩人は別としても、職場内(特に上司への年賀状)については廃止に向けた措置が必要と感じています。特に今年は合併したばかりということで本店では「出さなければならないのかなぁ~」と迷っている職員もいるのかも知れません。義理チョコが無くなったこととある意味同様なのかなと。
書き始める前に御触れを出してやらなければと考えるこの頃です。
余談ばかりで恐縮ですが近況も含めて書きました。
暖かいとはいえ、季節は間違いなく冬に向かっています。
ご自愛ください。
令和5年 11月 9日
JAえちご中越
経営管理委員会 会長 𠮷田 文彦