JAえちご中越

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2023/05/18

会長からのメッセージ⑤

 ようやく田植えを終えました。
 今年は珍しく倅が「手伝いに行ける」と言って指定してきた日が14日(日)ということで例年より少々遅い田植えとなりました。仕事の担当が変わり多少自由が利くようになったらしいのですが、一家で帰省するため「アメササ」状態でもあります。
それでも歩き始めた孫に「ジイジ」と呼ばれて暫しの団欒を満喫することもできました。
「来てよし、帰ってよし」・・・実感しています。

 

 本題に戻ります(笑)

 4月の後半は肌寒い日が続き、苗の生育に追われた田植えの前進も少なかったようで、平年並みの進捗となっているようです。山間部や法人、大規模農家の皆さんはもうひと踏ん張りと言った頃と推察しております。
けがの無いよう仕上げてください。

 

 さて、今日は先日開催された新潟県農産物検査協会の会議でのお話を少々書いてみます。

 農産物検査法は「農産物の公正で円滑な取引とその品質の改善を進め、農家経済の発展と農産物消費の合理化を図ること」を目的として昭和26年に制定されたものです。(引用)

 昭和の時代は食糧事務所という国の出先機関から検査官が集荷業者の検査場に来て、生産者から出荷されたコメを一俵一俵検査し、等級格付けしていました。今思うと、どちらかというと生産者側に目を向けた制度だったように感じます。ところが、時代の流れと共に消費者側に目を向けることが社会的要請に変わり「消費者を重視した農林水産行政の確立」を掲げた農林水産省は食糧事務所を廃止し、農産物検査も民間検査員への移行を促し、検査員の養成や検査指導を仕事として一定期間継続されることとなりました。
と難しい話ではなく。
その一定期間が終了し、今年度から完全に民間に移行することとなりました。

 検査官時代は厳しい検査官もいれば比較的甘い検査官もいたりして、「〇〇検査官だから今日は上位等級比率があがるな」というようなこともあったように(笑)思い出しますが、完全に民間に移行することで、今まで以上に検査の品質を上げ、厳正な検査に取り組まなくてはならない・・・と会議に参加しながら強く感じた次第です。

 

 さらに、会議は続きまして・・・・

 現在実証が行われている機械による農産物検査(主にコメ)についても情報提供がありました。ただ、こちらは一検体を検査するのに約5分程度時間が必要なことや、現在うるち米に限定する機器しか開発されていないことなどから、カントリーエレベータなど一定程度品質の均一化が見込めるもの以外には使えそうになく、業界でも否定的な見方が大勢とのことでありました。
 機器による検査では、検査結果は数値として表示されるらしく細分化された数値による買い入れ価格の設定が求められることが想定され、その基準も議論を呼ぶと意見もありました。実証では機器の正確さや実用性なども含めて検討されているとのことでありました。
 検査官(国)から検査員(民)へ、さらに機器へと農産物の検査が変化しようとしていますが、生産現場(者)が心配なく農業生産に汗を流せる状況をJAが創って行かなければと気持ちを新たにした次第です。

 

 今回は珍しく硬い話になりましたが、次回はJAえちご中越「第1回通常総代会」を終えての雑感を予定しております。
 無事に事業計画が承認されるよう頑張ります。

 

 

令和5年 5月 18日
JAえちご中越
経営管理委員会 会長
𠮷田 文彦