新ＪＡ発足を機会に、公私を問わず日々の出来事や感じたことなどを発信していきたいと思います。飾らず平易なことばでお伝えするなかで、失礼や不快に感じられる不適切な表現があるかと思いますが、予め「未熟ゆえ」とお許しをお願い申し上げます。

　さて、このメッセージがHPに掲載される頃は、報道も落ち着いてきていることと思いますが、日本国内はワールドベースボールクラシック（WBC）で日本が14年ぶりに世界王者になったことでお祝いムード全開といった状況になりました。（祝）
　全員が大リーガーというアメリカチームを破っての王者決定の偉業に国中が沸き立っています。東京ドームで開催された総当たりのグループリーグでは対戦相手を圧倒し、アメリカへ乗り込んだ侍ジャパンでしたが、メキシコとの準決勝が６－５の最終回逆転サヨナラ、決勝も３－２、９回には大谷翔平を投入するというハラハラドキドキの展開となりました。
　今回のWBCでヌートバー（日系大リーガー）という新たなヒーローが誕生したほか、チームの一体感が注目を集め、盛んに放送されておりました。日に日に国民の関心と期待が高まるのを感じておりました。チームの全員がお互いを信頼し「最後まで諦めない」という強い気持ちが溢れていたことと、選手を信じて起用し続ける監督への信頼が今回の偉業を成し遂げた源泉であったと感じました。
　ＪＡえちご中越もスタートして２か月となりましたが、目標とする「選ばれ信頼され必要とされるＪＡ」をめざして、役職員が同じ目標に向かって全力で立ち向かうという気持ちを共有して前進していきたいと強く思いました。

　一方、「春先は高めの気温で推移する」との長期予報のとおり、温かい日が続きました。先週は最高気温が２２℃を記録した日もあり、圃場では畔塗りが最盛期を迎えています。
　育苗作業開始にはまだほんの少し早いようですが、「気温高め」イコール育苗期間の短縮（徒長苗）などで田植えの最盛期の前進といったことも注意しなければなりません。
　品種や取り組みによって「田植えは何日以降に」と決められている場合もあります。ぜひ、このところの天候（気温）も検討材料に入れて播種日をご計画ください。「苗半作」です。
　ただ、こうも良い天気が続くとこの先の寒の戻りや遅霜、梅雨入り梅雨明けの時期や降雨量、夏場の異常高温、稲刈り時期の長雨などが逆に心配になってきます。
　心配性な性格と周りによく言われますが、心配することで予め備えることも可能ですし、実際役立ったこともありました。
　そんな意味も含めて準備万端で春耕期を迎えて頂きたいと思います。

令和５年　３月　２7日
ＪＡえちご中越
経営管理委員会　会長
𠮷田　文彦